【技能実習】から【育成就労】へ
【新制度】最新ニュース
更新 2025/09/26
【2025年9月改訂版】育成就労制度・特定技能制度 最新動向まとめ
〜運送業・倉庫業・訪問介護も対象に〜
2027年にスタートが予定されている「育成就労制度」は、現在の技能実習制度を廃止し、特定技能制度への移行を目的とした新しい仕組みです。
2025年に入り、政府から分野別の運用方針や転籍ルール、日本語教育義務など、制度の具体像が発表されはじめました。
さらに、運送業・倉庫業・訪問介護といった新分野にも注目が集まっています。以下に、最新の全体像を改めてまとめます。
◆ 育成就労制度とは?
育成就労制度は、外国人材が日本企業で3年間の就労を通して技能・日本語を習得し、最終的に特定技能1号へ移行するための育成型在留制度です。
従来の技能実習と異なり、以下の点で制度設計が大きく変わります:
本人の意思による転籍が原則可能(一定条件付き)
日本語教育や技能評価を制度に組み込み
特定技能制度との接続を前提とした育成フロー
◆ 最新トピック①:特定技能対象分野の拡大
【運送業】(自動車運送分野)
トラック運送業・バス・タクシーなどが対象
運転免許(日本の普通自動車第一種)取得が前提
評価試験(学科・実技)と日本語試験に合格することが必要
ドライバー不足が深刻な業界で、今後受け入れニーズが拡大する見込み
【倉庫業】(物流倉庫分野)
入出庫・仕分け・ピッキング・梱包・在庫管理 などの作業が対象
育成就労制度との連携が検討されており、2027年以降、倉庫作業から特定技能へ移行可能になる見通し
EC業界や流通業での外国人受け入れ拡大が期待されている
【訪問介護】(介護分野の一部として拡張)
2025年4月より、特定技能外国人が訪問介護・訪問入浴などの訪問系サービスにも従事可能に
条件:
介護職員初任者研修の修了
1年以上の実務経験(施設系)
受け入れ事業所には、同行支援・指導記録・説明責任 などの義務が課される見込み
◆ 最新トピック②:転籍ルールの見直し
育成就労制度では、本人の希望に基づく転籍(職場変更)が原則認められる方向で制度設計が進んでいます。
【想定される転籍の条件】
1年以上の就労実績があること
同一分野・同一業務であること
転籍先企業が必要要件を満たしていること
地域偏在防止のため、転籍可能エリアに制限を設ける案もあり
これにより、外国人材の自立性が高まる一方で、企業には人材定着の工夫が求められるようになります。
◆ 最新トピック③:日本語教育の義務化案
以下のような日本語教育強化策が制度案に含まれています:
来日前に100時間以上の日本語講習を義務化
日本語A1レベル(N5相当)で就労開始、A2(N4)への到達を目指す
講習提供主体:登録日本語教員・認定教育機関・オンライン併用も可
成績や学習状況は、育成計画評価にも反映される見込み
この要件により、企業は採用前から日本語教育の体制づくりが必要となります。
◆ 今後のスケジュール(2025年9月時点)
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2025年内 | 分野別運用方針・評価基準・制度運用マニュアル案の最終調整 |
| 2026年中 | 育成就労制度を含む法令の公布(予定) |
| 2027年内 | 育成就労制度の正式施行(公布後3年以内の施行が法律上の原則) |
| 施行後 | 技能実習から育成就労への移行期間が設けられる見込み |
◆ 企業が今からできる準備とは?
自社の受入れ分野が制度対象になるかを確認
育成計画(3年間)のモデル設計を開始
日本語教育支援の手段を検討(社内・外部連携)
転籍希望に備えた社内フロー・相談体制の整備
登録支援機関・監理団体と最新情報を共有し連携を強化
◆ まとめ
育成就労制度は、単なる「技能実習の延長」ではなく、新しい日本社会の外国人受け入れモデルとも言える制度です。
とくに、運送業・倉庫作業・訪問介護など、これまで採用が難しかった分野での門戸が開かれ始めており、企業側のチャンスも拡大しています。
今後も最新情報をもとに、制度準備のサポートや相談に対応しております。
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