ネグロス島バコロドシティーの介護士学校訪問
フィリピンには「NC2 Caregiver」という国家資格があり、これは介護職のための資格です。
一般的には6ヶ月の座学と、7ヶ月目に1ヶ月間の実地研修(ジョブ・オン・ザ・トレーニング)が行われます。
卒業後は地元の病院などで働くことになりますが、残念ながら給与はあまり高いとは言えないのが現状です。
そのため、日本で介護士として働くためのオリエンテーションを開催すると、非常に多くの人が参加してくれます。
問題点
日本で介護士として働くためには、日本語能力試験N4レベル相当のテストに合格する必要があります。
個人差はありますが、N4レベルは1日8時間、6ヶ月間の集中的な勉強で取得できるイメージです。
特定技能(SSW)での来日を目指す場合は、さらに2〜3ヶ月の勉強を追加で行い、プロメトリックテストを受験する必要があります。
この間、勉強に集中するため仕事に就くことができず、最大で8〜9ヶ月間、収入が途絶えることになります。
これが大きな障害のひとつです。
また、この平均6〜9ヶ月間の日本語学校への通学にも当然ながら学費がかかります。これが2つ目の障害です。
解決策
私たちは、受け入れ企業様に対して初期投資として、平均6〜9ヶ月間の日本語学習費用と、通学中の生活支援金の提供をお願いしています。
このようにして、2つの大きな障害を乗り越え、日本で介護士として働く道を切り開いていきたいと考えています。